2008年05月16日
雪上技術講習会1(三日目)
5月11日(日)、携帯電話で時間を見るとまだ午前1時。ときおり樹木からテントの上に「バサッ、バサッ」と雪が落ちてきている。どうもテントの外は雪がまだ降っているようだ。トイレにも行きたいけど、外へ出るのも面倒なのでまた寝よう。しかし、隣の人がやけにくっついてくるなぁー重いなぁーと思いつつまたウトウトした。
最終日の起床は4時。ヘッドライトをつけてみると、みんなテントの端っこの方へ寄ってきているぞ。そう、テント設営時の整地が甘かったため傾斜しており、下の方に寄ってきてしまったのだ。確かに寝る前、「なんか斜めになっているので、下から重い順に寝ましょう」ってことにしたよな。でも結果して一番下になったOさんへはかなりの重さが加算されたようである。ごめんなさ~い。
テント設営時の整地の重要性を知ったひとこまであった。
このあと、お湯を沸かしお茶を飲み、朝食の準備にとりかかった。メニューは簡単に「アルファ米」「ウインナー」「サラダ」「味噌汁orスープ」だ。アルファ米用のお湯が沸くまでの間で、行動食用にパンにレタスとハムをはさんでおいた。朝食時、先生から「表層雪崩の危険があるため下山する」との話があった。そんなに積もったわけではないが、安全を考慮しての判断である。表層雪崩の目安は30㎝以上の新雪だそうだ。これから冬山へ入る時は充分意識しておきたい数字である。
7:30出発のため、6:30から撤収開始。帰りの共同装備はロープが1本追加となり、昨日よりザックが重くなってしまった~
昨日と同じく危険個所は間隔をあけて通過し、8:15ごろには扇沢駅へ到着した。天気は悪かったが扇沢駅には次から次へと観光客がやってきていた。この天気に立山行って何も見えないよなー
これからバスに乗り込みセンターへ戻り、センター周辺で「ロープワーク」の続きをおこなうこととなった。センターへ着いてから訓練班に分かれて講習開始。我が訓練班はセンター下の堰堤で訓練をすることになった。昨日と同じく二人ひと組でロープを結び合い、一人は確保、一人は斜面を登り立ち木に支点を作成し、もう一人が登り終わるまで確保することをおこなった。昨日やっただけなので所々戸惑ってしまい、先生から厳しい言葉が飛ぶ。しかし、実践では一歩間違えれば「死」につながってしまうことなので、ひとつひとつの作業に重みを感じながら取り組む必要がある。
休憩をとりながら講習は進む。最後は高さ約10mの堰堤の垂直の壁を「懸垂下降」することとなった。堰堤の上に立って下をのぞくと、結構高度感があり股間がムズムズしてきたぁー 自らトップバッターを志願し下降開始。この堰堤は上がオーバーハングしており、最初の一歩がかなりビビった
けど、その後は結構楽しく下降することができた。下まで降りた後は「もう一回やりたい」なんて思ったりして。
下からパチリ
あっと言う間に時間が過ぎ、本日の講習を修了した。閉講式では先生方ひとりひとりから感想・アドバイスなどをいただいたので、参考にしながら復習してきたいと思った。
実に中身の濃い3日間であった。次回は5月24日から25日「雪上技術講習2」だぁー
最終日の起床は4時。ヘッドライトをつけてみると、みんなテントの端っこの方へ寄ってきているぞ。そう、テント設営時の整地が甘かったため傾斜しており、下の方に寄ってきてしまったのだ。確かに寝る前、「なんか斜めになっているので、下から重い順に寝ましょう」ってことにしたよな。でも結果して一番下になったOさんへはかなりの重さが加算されたようである。ごめんなさ~い。
テント設営時の整地の重要性を知ったひとこまであった。
このあと、お湯を沸かしお茶を飲み、朝食の準備にとりかかった。メニューは簡単に「アルファ米」「ウインナー」「サラダ」「味噌汁orスープ」だ。アルファ米用のお湯が沸くまでの間で、行動食用にパンにレタスとハムをはさんでおいた。朝食時、先生から「表層雪崩の危険があるため下山する」との話があった。そんなに積もったわけではないが、安全を考慮しての判断である。表層雪崩の目安は30㎝以上の新雪だそうだ。これから冬山へ入る時は充分意識しておきたい数字である。
7:30出発のため、6:30から撤収開始。帰りの共同装備はロープが1本追加となり、昨日よりザックが重くなってしまった~
昨日と同じく危険個所は間隔をあけて通過し、8:15ごろには扇沢駅へ到着した。天気は悪かったが扇沢駅には次から次へと観光客がやってきていた。この天気に立山行って何も見えないよなー
これからバスに乗り込みセンターへ戻り、センター周辺で「ロープワーク」の続きをおこなうこととなった。センターへ着いてから訓練班に分かれて講習開始。我が訓練班はセンター下の堰堤で訓練をすることになった。昨日と同じく二人ひと組でロープを結び合い、一人は確保、一人は斜面を登り立ち木に支点を作成し、もう一人が登り終わるまで確保することをおこなった。昨日やっただけなので所々戸惑ってしまい、先生から厳しい言葉が飛ぶ。しかし、実践では一歩間違えれば「死」につながってしまうことなので、ひとつひとつの作業に重みを感じながら取り組む必要がある。
休憩をとりながら講習は進む。最後は高さ約10mの堰堤の垂直の壁を「懸垂下降」することとなった。堰堤の上に立って下をのぞくと、結構高度感があり股間がムズムズしてきたぁー 自らトップバッターを志願し下降開始。この堰堤は上がオーバーハングしており、最初の一歩がかなりビビった


あっと言う間に時間が過ぎ、本日の講習を修了した。閉講式では先生方ひとりひとりから感想・アドバイスなどをいただいたので、参考にしながら復習してきたいと思った。
実に中身の濃い3日間であった。次回は5月24日から25日「雪上技術講習2」だぁー

Posted by ぐらっちぇ at 21:04│Comments(5)
│講習会
この記事へのコメント
いいなあ〜と素直に羨ましく、こんな機会を僕もつくりたいす! 続くします。
Posted by いまるぷ
at 2008年05月17日 20:05

だぁー!
ぐらっちぇさん、お疲れさまでした。
雪上テントの傾斜、腹で実体験反省しつつ「おれそんなことしねえよ」って顔で読んでました。(ファミキャンで痛い思いしてます)
針木谷の様子、写真撮る余裕無かったかと思いますが、
可能な限りご紹介くださいませ。
ぐらっちぇさん、お疲れさまでした。
雪上テントの傾斜、腹で実体験反省しつつ「おれそんなことしねえよ」って顔で読んでました。(ファミキャンで痛い思いしてます)
針木谷の様子、写真撮る余裕無かったかと思いますが、
可能な限りご紹介くださいませ。
Posted by いまるぷ
at 2008年05月18日 19:53

いまるぷさん、こんばんは。
実はカメラ持っていこうとしたんですが、雨降りの可能性大だったので、そんなに撮れないと思い一日目のセンターへ置いていってしまいましたぁー 次回は持っていってしっかり雪渓の様子を撮ってきますねー
実はカメラ持っていこうとしたんですが、雨降りの可能性大だったので、そんなに撮れないと思い一日目のセンターへ置いていってしまいましたぁー 次回は持っていってしっかり雪渓の様子を撮ってきますねー
Posted by ぐらっちぇ at 2008年05月18日 21:56
またまたお邪魔します。
「講習2」に向けてご準備でお忙しいでしょう。こうして落ち着いて拝読いたしますと、厳しそうな講習も楽しんでおられるようで、うらやまし!でござりますよ。
次のレポートを楽しみにしております。
「講習2」に向けてご準備でお忙しいでしょう。こうして落ち着いて拝読いたしますと、厳しそうな講習も楽しんでおられるようで、うらやまし!でござりますよ。
次のレポートを楽しみにしております。
Posted by いまるぷ
at 2008年05月22日 15:03

おはようございます。
今パッキングが終わりました。この週末も天気が悪く、あまりいい写真は撮れないと思いますが、現地の様子を後日ご報告したいと思います。
今パッキングが終わりました。この週末も天気が悪く、あまりいい写真は撮れないと思いますが、現地の様子を後日ご報告したいと思います。
Posted by ぐらっちぇ at 2008年05月24日 06:08
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