冬山講習会(その2)

ぐらっちぇ

2009年02月12日 22:56

【三日目】
3シーズンのシュラフだったが、そんなに寒くもなく結構ぐっすり眠れた。
5時起床で朝食の準備にとりかかる。そのうちに朝日が昇り始めた。今日もいい天気だぞ。


普段食べれない1個450円の豪華なレトルトカレーを食べてから7時30分に出発。

尾根を北へ進む。雪庇に気をつけながらトップを交替して歩いていく。今日は北信方面の山々や鹿島槍ヶ岳もよく見える。

 



結構急な斜面で2人ひと組となりロープを結びあって登っていく。登りきったところで、スタンディングアックスビレイの練習や束ねた枝での支点作り等を行なった。
その後、別の班にビーコン2台を雪に埋めてもらって、ビーコンによる埋没者捜索訓練を行なった。ビーコンの入ったザック2個を11分で掘り出すことができた。

あっという間に時間が過ぎテントへ戻る。テントへ戻ってからツェルトを使った負傷者の搬送訓練を行なった。その後ひと休みしてから今日の宿「雪洞作り」だ。まず入り口をスコップで掘り、ある程度掘ったところで横穴を掘っていく。横になれる長さを掘って、入り口をツェルトで塞げば完成。今回は時間をかけて掘ったが、緊急時に座って入る程度の雪洞なら短時間で掘れそうだ。

 入口を掘ってから横穴を掘る

 ローソク台も作ってみた

 最後に入口をツェルトでふさぐ

夕食を皆でテントで済まし、いよいよ雪洞でのビバークだ。話には聞いていたが、雪洞の中は結構暖かい。ローソクをつけてみると、なんともいい雰囲気じゃありませんか!。今度どこかで雪洞泊してみよう。





【四日目】

2時ごろトイレに起きただけで、寒くもなくぐっすり眠ることができた。

テントでラーメンを食べてから撤収開始。8時15分に幕営地を後にした。途中で鹿島槍ヶ岳が正面に見える場所があった。間近に見る鹿島槍は神秘的であった。いつか冬に登ってみたいものだ。





冬とは思えない暖かい中、交替でトップを歩き、スキー場の脇を下り駐車場に11時到着。
その後、貸切バスでセンターへ移動し、装備を片付けて閉講となった。

充実した4日間であった。いろいろと学ぶことが多かった。また、読図・体力面での課題も残った。

これからも冬山の経験をもっと積んで安全性を高めていこう!!


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