雪上技術講習会2(二日目)

ぐらっちぇ

2008年05月29日 22:39

5月25日、外はあいかわらず雨が降っている。シュラフカバーのみで寝ていたが、さすがに平地なので寒くなかった。ただ、予想どおり中は結露やら雨のしみ込みで、シュラフカバーの表面やエアマットは濡れていた。後から聞いたところによると、ツェルトの張り方により濡れは軽減できるらしい。たるみができないように「ピーン」と張るといいとのことだ。それと自分のツェルトは「アライテント・スーパーライトツェルト1」だったが、サイドに張り綱をセットできるタイプ(ヘリテイジ・スーパーツェルト等)の方が居住性はかなりあがると思う。今回のツェルトビバークで気がついたことをまとめてみると、

・ストックはポールとして有効(専用ポールはいらない)設営時は石突を上にした方がよい(今回は土だったので下にしたが、上にした方が設営後に高さ調整しやすい)
・張り綱と細引きはツェルトとセットで持参要(両方もって行けば緊急時に張る場所を選ばない)
・床面からの濡れと冷えを防ぐためテント用グランドシートは有効(グランドシートはコンパクトなのでかさばらない)
・最初からツェルトで泊まるつもりならシュラフカバーは有効。また、エアマットは120㎝が良(リュックを置くスペースがないため床面にリュックをひいておく)

って感じかな。初ツェルト泊だったが思ったほど不快ではなかったな。天気がよければ全然問題なくすごせそうだ。
 雨の中頑張ってくれたツェルト

起きてからモーニングコーヒーで一息つき、朝食の支度を始めた。といってもメニューはこれまた定番の「アルファ米」「味噌汁」。面倒くさがり屋のためいつも簡単なのだ。朝食を食べるころには雨も小降りになり、7:15センター周辺で訓練をすることになった。

訓練場所は前回10mの懸垂下降をした堰堤付近。我が班は今日もリュックを背負っての訓練だ。二人一組になり、昨日と同様に急な藪斜面をひたすら登ることになった。何度も交互に登り、頂上に着いたあと堰堤目指して往路を懸垂下降していく。

そして堰堤までたどり着くと、今度は堰堤上の対岸にフィックスロープを張り、ハーネスに取り付けたスリングとカラビナで自己確保しながらフィックスロープを通過して懸垂下降の支点まで行くことになった。(なかなか文章では表現できない・・・)

メンバー全員が堰堤の対岸まで通過した後は、いよいよ10m垂直壁の懸垂下降が待っている。しかも今回は重いリュックを背負ったままだ。高さに対する恐怖は無かったが、最初の一歩めがリュックの重さでガクンと下がり怖かったなぁーその後は何本か懸垂下降し、14:00に訓練終了となった。まとまった休憩もとらなかったので結構疲れた(なもんで写真とっている余裕もなし)が、あっと言う間に時間は過ぎてしまった。

今回の講習もいい経験だった。次回の実技講習まで1ヶ月半ほど期間があいてしまうので、今回学んだことを忘れないようにしなければ・・・  

次回は7月5日・6日「登山の基礎講座1~登山の医学、トレーニング、遭難事例、地図の読みとり」だぁー



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