2009年06月14日
秘湯・本沢温泉より八ヶ岳へ(1日目)
2009.6.12(金)、勤務日の関係で今日は休み。久しぶりにテントをかついで八ヶ岳にやってきた。
目指すは前から気になっていた「雲上の湯・本沢温泉」。左脚肉離れも完治していないため、重い荷物をかつぐ時間を短くし、本沢温泉をベースに軽装で南ヤツと北ヤツを巡ってくることにした。
5:20自宅を出発。諏訪ICで降りてから国道299号で麦草峠を越えて、本沢温泉入口に7:20着。4駆車はさらに上まで行けるようだが、せっかくなので温泉入口の駐車場にとめて歩くことにした。7:35出発。ここから温泉まで林道歩きとなる。
8:15ゲート着。情報ではここまで「悪路」と聞いていたが、車高のある4駆車なら問題なく入れるだろう。すでに数台とまっていた。
ここから原生林の中、林道が温泉まで続いている。樹林の間から天狗岳が見えてくる。
林道は傾斜も緩く歩きやすい。林道脇には花も咲いている。新緑の中、遠く硫黄岳も見えてくる。
9:20本沢温泉に到着。小屋でテント泊の受付をし、今日のメインである「野天風呂」の入浴料を払ってからテントを設営する。
【本沢温泉キャンプ場】
場所:小屋から徒歩3分 料金:600円 水場:小屋前の湧水orキャンプ場脇の沢(要煮沸) トイレ:小屋上の外トイレ(仮設トイレ・紙なし)
テントを設営し、必要な荷物だけサブザックに入れて10:05出発。今日は硫黄岳・横岳、そして時間があれば赤岳まで脚を延ばす予定だ。
夏沢峠までの登山道は初めてだが、よく整備されて歩きやすい。左側には硫黄岳の爆裂火口壁がよく見える。
10:50夏沢峠着。少し休憩し硫黄岳を目指す。ここからはお馴染みのルートだ。
岩ゴロの道を登り、爆裂火口壁を眺めながら11:40「硫黄岳(2760m)」へ到着。今日は梅雨の中休みで360度のよい眺めだ。
爆裂火口壁
赤岳・阿弥陀岳
北ヤツ方面(天狗岳・蓼科山)
風が強いのでジャケットを着込んで横岳を目指す。横岳の直下に鎖場があるが問題なく通過し、12:40「横岳(2829m)」到着。赤岳・阿弥陀岳がより近くなり、また南アルプスも見えてすばらしい眺めだ。
ここから赤岳方面へのコースは初めて歩くことになる。出発が遅かったので赤岳は無理かもしれないが、行けるところまで行ってみよう。
登山道には見頃を迎えたツクモグサや小さい花が咲いている。今の時期、ツクモグサを見に訪れる登山者が多い。人気の花なのだ。
ツクモグサ
梯子やらクサリ場を慎重に通過して13:30「地蔵ノ頭」に到着。ここから赤岳頂上までは40分ぐらいで登れるが、帰りの時間を考えて赤岳はパスすることにした。
地蔵ノ頭といえば、H17年1月に4人でラッセルして地蔵尾根を登ったことを思い出す。前日の大雪でラッセルがきつく、時間切れでここで引き返したのだが、その時お地蔵さんは埋まっていたなぁ。
13:50往路を戻る。赤岳から硫黄岳へは冬に歩いてみたいコースだ。ルート偵察を兼ね写真を撮りながらゆっくり戻ることにした。クサリや梯子が数か所あり、冬はよりいっそう厳しくなるだろう。このコースを冬歩くには雪の無い時期にあと何回か歩かなければダメだな。
ゆっくり歩いて14:55横岳到着。ブログを確認すると「できるだけ山」のkimatsuさんからコメントが。ななんと明日オーレン小屋テント場におみえになるとのこと。しかも「さて週末はどこに行こう」のトオルさんもご一緒とのこと。せっかくお行き会いできるチャンスなのにまったく残念である。お詫びのレスを入れて15:15出発。
硫黄岳頂上に登り返して南ヤツの山々をもう一度見て下山開始。この後今日のお楽しみ「雲上の野天風呂」が待っている!
速攻下山し野天風呂の分岐へ17:00着。ここから川沿いの野天風呂へ。脱衣場は板が敷いてあるだけのワイルドなお風呂だ。日本最高所野天風呂は硫酸塩温泉。白濁色のお湯はちょうどよい湯加減で硫黄臭くって最高じゃ!!そのうちおばちゃん3名+若者2名が加わり、硫黄岳の爆裂火口壁を眺めながら時間の経つのも忘れてマッタリしてしまったぁ~
温泉で汗を流しテン場へ到着。担ぎあげたビール500ml2本をテン場脇の沢で冷やし、夕食の準備にとりかかる。と言ってもアルファ米+レトルトカレー(先日登った鬼面山の帰りに立ち寄った大鹿村道の駅で買った鹿肉入りカレー)だが・・・
夕食後はテントでゴロゴロ。今日のテントは我が家を含めて2張り。沢の音を聞きながら、小屋前の湧水で焼酎を割って飲み、小説を読んでいるうちにいつの間にか眠ってしまいましたとさぁ~
二日目に続く・・・
5:20自宅を出発。諏訪ICで降りてから国道299号で麦草峠を越えて、本沢温泉入口に7:20着。4駆車はさらに上まで行けるようだが、せっかくなので温泉入口の駐車場にとめて歩くことにした。7:35出発。ここから温泉まで林道歩きとなる。
8:15ゲート着。情報ではここまで「悪路」と聞いていたが、車高のある4駆車なら問題なく入れるだろう。すでに数台とまっていた。
ここから原生林の中、林道が温泉まで続いている。樹林の間から天狗岳が見えてくる。
林道は傾斜も緩く歩きやすい。林道脇には花も咲いている。新緑の中、遠く硫黄岳も見えてくる。
9:20本沢温泉に到着。小屋でテント泊の受付をし、今日のメインである「野天風呂」の入浴料を払ってからテントを設営する。
【本沢温泉キャンプ場】
場所:小屋から徒歩3分 料金:600円 水場:小屋前の湧水orキャンプ場脇の沢(要煮沸) トイレ:小屋上の外トイレ(仮設トイレ・紙なし)
テントを設営し、必要な荷物だけサブザックに入れて10:05出発。今日は硫黄岳・横岳、そして時間があれば赤岳まで脚を延ばす予定だ。
夏沢峠までの登山道は初めてだが、よく整備されて歩きやすい。左側には硫黄岳の爆裂火口壁がよく見える。
10:50夏沢峠着。少し休憩し硫黄岳を目指す。ここからはお馴染みのルートだ。
岩ゴロの道を登り、爆裂火口壁を眺めながら11:40「硫黄岳(2760m)」へ到着。今日は梅雨の中休みで360度のよい眺めだ。
爆裂火口壁
赤岳・阿弥陀岳
北ヤツ方面(天狗岳・蓼科山)
風が強いのでジャケットを着込んで横岳を目指す。横岳の直下に鎖場があるが問題なく通過し、12:40「横岳(2829m)」到着。赤岳・阿弥陀岳がより近くなり、また南アルプスも見えてすばらしい眺めだ。
ここから赤岳方面へのコースは初めて歩くことになる。出発が遅かったので赤岳は無理かもしれないが、行けるところまで行ってみよう。
登山道には見頃を迎えたツクモグサや小さい花が咲いている。今の時期、ツクモグサを見に訪れる登山者が多い。人気の花なのだ。
ツクモグサ
梯子やらクサリ場を慎重に通過して13:30「地蔵ノ頭」に到着。ここから赤岳頂上までは40分ぐらいで登れるが、帰りの時間を考えて赤岳はパスすることにした。
地蔵ノ頭といえば、H17年1月に4人でラッセルして地蔵尾根を登ったことを思い出す。前日の大雪でラッセルがきつく、時間切れでここで引き返したのだが、その時お地蔵さんは埋まっていたなぁ。
13:50往路を戻る。赤岳から硫黄岳へは冬に歩いてみたいコースだ。ルート偵察を兼ね写真を撮りながらゆっくり戻ることにした。クサリや梯子が数か所あり、冬はよりいっそう厳しくなるだろう。このコースを冬歩くには雪の無い時期にあと何回か歩かなければダメだな。
ゆっくり歩いて14:55横岳到着。ブログを確認すると「できるだけ山」のkimatsuさんからコメントが。ななんと明日オーレン小屋テント場におみえになるとのこと。しかも「さて週末はどこに行こう」のトオルさんもご一緒とのこと。せっかくお行き会いできるチャンスなのにまったく残念である。お詫びのレスを入れて15:15出発。
硫黄岳頂上に登り返して南ヤツの山々をもう一度見て下山開始。この後今日のお楽しみ「雲上の野天風呂」が待っている!
速攻下山し野天風呂の分岐へ17:00着。ここから川沿いの野天風呂へ。脱衣場は板が敷いてあるだけのワイルドなお風呂だ。日本最高所野天風呂は硫酸塩温泉。白濁色のお湯はちょうどよい湯加減で硫黄臭くって最高じゃ!!そのうちおばちゃん3名+若者2名が加わり、硫黄岳の爆裂火口壁を眺めながら時間の経つのも忘れてマッタリしてしまったぁ~
温泉で汗を流しテン場へ到着。担ぎあげたビール500ml2本をテン場脇の沢で冷やし、夕食の準備にとりかかる。と言ってもアルファ米+レトルトカレー(先日登った鬼面山の帰りに立ち寄った大鹿村道の駅で買った鹿肉入りカレー)だが・・・
夕食後はテントでゴロゴロ。今日のテントは我が家を含めて2張り。沢の音を聞きながら、小屋前の湧水で焼酎を割って飲み、小説を読んでいるうちにいつの間にか眠ってしまいましたとさぁ~
二日目に続く・・・
Posted by ぐらっちぇ at 14:37│Comments(13)
│八ヶ岳
この記事へのコメント
いやあ、横岳の東斜面から見た赤岳は
すらりとして美しいものですねえ....
僕も去年まではあんな姿だったことを
思い出してしまいましたよ。
いえいえ、雪解けが早いのか少ないのか、
もう夏山の雰囲気が香ってまいりました。
シーズン入り口で、とても良い山行されたようで
なによりであります。
今年はぜひ、どこかのお山で!。
すらりとして美しいものですねえ....
僕も去年まではあんな姿だったことを
思い出してしまいましたよ。
いえいえ、雪解けが早いのか少ないのか、
もう夏山の雰囲気が香ってまいりました。
シーズン入り口で、とても良い山行されたようで
なによりであります。
今年はぜひ、どこかのお山で!。
Posted by いまるぷ at 2009年06月14日 15:08
地図見ながら拝見しました。
臨場感たっぷりで、少しだけ行った気分味わえました!
日本最高所野天風呂・・・明るいうちに入らないと危険ですね~血だらけになりそうです~(笑)
臨場感たっぷりで、少しだけ行った気分味わえました!
日本最高所野天風呂・・・明るいうちに入らないと危険ですね~血だらけになりそうです~(笑)
Posted by チャイ at 2009年06月14日 16:08
>いまるぷさん、こんばんは。
雪は二日目の白砂新道と天狗岳から中山峠への間にあっただけでした。
もう山は夏山の気配ですよ!!
蝶のテン場あたりでご一緒したいですね~
>チャイさん、こんばんは。
そうですね。小屋から少し離れているので明るいうちがいいですね!
でも夜に満天の星空を眺めながら入ってみたくなりました~
次回行く機会があれば実行してみます。
雪は二日目の白砂新道と天狗岳から中山峠への間にあっただけでした。
もう山は夏山の気配ですよ!!
蝶のテン場あたりでご一緒したいですね~
>チャイさん、こんばんは。
そうですね。小屋から少し離れているので明るいうちがいいですね!
でも夜に満天の星空を眺めながら入ってみたくなりました~
次回行く機会があれば実行してみます。
Posted by ぐらっちぇ at 2009年06月14日 19:32
日程と場所がチョットだけズレてしまったようですね~残念!
いつかお会い出来る時を楽しみにしています!
金曜はこんなに良い天気だったのですね~
土日は強風、ガスもありましたが多少の晴れ間もありましたので十分満足でした
意外に近いと感じたのでまた行く機会がありそうです
いつかお会い出来る時を楽しみにしています!
金曜はこんなに良い天気だったのですね~
土日は強風、ガスもありましたが多少の晴れ間もありましたので十分満足でした
意外に近いと感じたのでまた行く機会がありそうです
Posted by トオル at 2009年06月14日 20:48
>トオルさん、こんばんは。
お疲れさまでした!お会いできなかったのは
本当に残念です。ぜひどこかで・・・
土曜日は早朝に天狗岳へ行きましたが、やっぱり強風でした。まぁ八ヶ岳だから仕方ないかな。
お疲れさまでした!お会いできなかったのは
本当に残念です。ぜひどこかで・・・
土曜日は早朝に天狗岳へ行きましたが、やっぱり強風でした。まぁ八ヶ岳だから仕方ないかな。
Posted by ぐらっちぇ at 2009年06月14日 21:39
いやぁ~、スゴイですね!!
写真たくさんupご苦労様でした!
本沢温泉、まさに秘湯中の秘湯…。
爆裂火口を見ながらの天然温泉って、最高の贅沢ですね~!
&山の美しさを十分堪能できました。
見ててワクワクしました。
でもでも、こんな険しい登山、私にはまだまだ無理だぁ~^^;
写真たくさんupご苦労様でした!
本沢温泉、まさに秘湯中の秘湯…。
爆裂火口を見ながらの天然温泉って、最高の贅沢ですね~!
&山の美しさを十分堪能できました。
見ててワクワクしました。
でもでも、こんな険しい登山、私にはまだまだ無理だぁ~^^;
Posted by horizukin at 2009年06月14日 23:51
>horizukinさん、こんばんは。
本沢温泉の野天風呂、気持ちよかったですよー
2日目は稲子湯にも入って温泉三昧でしたぁー
桜平から硫黄岳までなら学校登山でも使われているコースなので
京ヶ倉に登られたことがあるhorizukinさんなら大丈夫ですよー
本沢温泉の野天風呂、気持ちよかったですよー
2日目は稲子湯にも入って温泉三昧でしたぁー
桜平から硫黄岳までなら学校登山でも使われているコースなので
京ヶ倉に登られたことがあるhorizukinさんなら大丈夫ですよー
Posted by ぐらっちぇ at 2009年06月15日 19:57
テント場は二張りですか。湯をゆっくりお楽しみになれたことでしょうね。それにしても返す返すも恐ろしい晴れっぷりです!次回は是非!
Posted by kimatsu at 2009年06月15日 20:47
>kimatsuさん、おはようございます。
たまたま梅雨の晴れ間にあたりラッキーでした。
しかし翌日は何も見えませんでしたが・・・
オーレンのテン場の混み具合はいかがだったでしょうか?
今度はお会いしたいですね!
たまたま梅雨の晴れ間にあたりラッキーでした。
しかし翌日は何も見えませんでしたが・・・
オーレンのテン場の混み具合はいかがだったでしょうか?
今度はお会いしたいですね!
Posted by ぐらっちぇ at 2009年06月16日 05:51
ぐらっちぇさん
6月12日、私は、美濃戸口から赤岳、横岳、硫黄岳と周遊して美濃戸口に下っていますが、時間を見ると
ぐらっちぇさんの硫黄岳が11:40
ぐらっちぇさんの横岳が12:40
私の横岳11:19
私の硫黄岳12:05
ですから、硫黄岳から横岳の間であっていますね。
もちろん顔を知る由もないですから、「こんにちは」といっておしまいだったでしょうが、、。
Y-chan
6月12日、私は、美濃戸口から赤岳、横岳、硫黄岳と周遊して美濃戸口に下っていますが、時間を見ると
ぐらっちぇさんの硫黄岳が11:40
ぐらっちぇさんの横岳が12:40
私の横岳11:19
私の硫黄岳12:05
ですから、硫黄岳から横岳の間であっていますね。
もちろん顔を知る由もないですから、「こんにちは」といっておしまいだったでしょうが、、。
Y-chan
Posted by Y-chan at 2009年06月18日 15:18
>Y-chanさん、おはようございます。
確かに数名の方とすれ違いましたので、その中にいらしたのですねー
山で知り合いにバッタリ出会うこともありますので、世の中狭いもんですね~
確かに数名の方とすれ違いましたので、その中にいらしたのですねー
山で知り合いにバッタリ出会うこともありますので、世の中狭いもんですね~
Posted by ぐらっちぇ at 2009年06月19日 06:14
こんなにgoodな山歩きができるなんて
素晴しいところですね。
山と温泉は切っても切り離せないところ、
乳白色のまったりした温泉に入り、テントでごろ寝。夜になれば星が瞬き、ビールを飲んでウツラウツラ、贅沢すぎです。
素晴しいところですね。
山と温泉は切っても切り離せないところ、
乳白色のまったりした温泉に入り、テントでごろ寝。夜になれば星が瞬き、ビールを飲んでウツラウツラ、贅沢すぎです。
Posted by のんピー at 2009年07月05日 23:32
>のんピーさん、おはようございます。
しばらくご無沙汰してしまっております・・・
平日だったのか静かな山旅を楽しむことができました。
山を眺めながら入る温泉は格別でしたよ。
いつかまた行ってみたい場所でーす。
しばらくご無沙汰してしまっております・・・
平日だったのか静かな山旅を楽しむことができました。
山を眺めながら入る温泉は格別でしたよ。
いつかまた行ってみたい場所でーす。
Posted by ぐらっちぇ at 2009年07月06日 05:59
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