金太郎伝説の山
先週末は用事で金沢へ出かけていたため、今日がH20年度初めての山登りとなる。しかし天気は下り坂。天気が崩れる前に2台分のタイヤ交換をしなければならないため、9:00までに帰宅する予定で大町市八坂(旧八坂村)の「大姥山(1006m)」に出かけた。ここは「金太郎伝説」がある山で、登山口から「金太郎」の標識があちらこちらに見られる。
きんたろー
ここの金太郎は有明山の八面大王と紅葉鬼人(山の鬼女=大姥)との子供らしい。この山には大姥をまつった「大姥神社」があったり、金太郎と大姥が住んでいた洞窟(大姥神社奥社)があったりと金太郎にまつわる場所がある。
6:15登山口を出発。しばらく歩くと「大姥神社」がある。登山道は神社の左側から尾根へ続いている。ここは短時間で登れる山だが、実は結構急なクサリ場がありおもしろい山だ。北アルプスとかのクサリ場があるようなルートを登る予定があれば練習になる山である。
大姥神社
クサリ場
数か所のクサリ場を慎重に通過し登っていくと、「金太郎」と「あと7分」の標識が見えてくる。洞窟にはここから左側へトラバースして行くことになるが、下山時に寄ることにして先を目指す。急なクサリ場を越えて、6:45山頂に到着。ここにはNHKのアンテナがあり信州新町からの林道が通じている。今日はあいにく薄曇りのため北アルプスはよく見えなかったが、晴れていれば結構眺めはよいだろう。
山頂
案内板なんかでは大姥山の頂上はここだが、三角点は林道を通って少し先に行ったところにある。前回訪問した時は、三角点まで行かなかったので、今日はぶらぶらと行ってみた。地図は持っていないので、カンを頼りに上がってみると林の中に三角点を発見。
三角点
眺めはよくないので、すぐ山頂へ戻ることにした。山頂でも、あいかわらず薄曇りで期待できないため7:20下山開始。クサリ場を慎重に下降し、途中の分岐を洞窟方面に向かう。すべらないよう斜面をトラバースし洞窟に到着。壁には穴ぼこがたくさん開いており、なんとも奇妙な場所だ。(ちなみに同じような洞窟は旧坂北村の岩殿山にもある)
洞窟
洞窟(反対側から見たところ)
ここからは有明山がよく見えるので、金太郎は有明山のお父さんに思いを馳せていたんだろうなぁー
有明山(ハッキリ見えないか・・)
また分岐まで戻り、いくつかのクサリ場を慎重に下降し7:50駐車場に到着。短時間ではあったが、おもしろい山登りができた。
今日もピストンとなってしまったが、「大姥の散歩道」を通ると一周できるので天気の良い日に再訪してみよう。
林道から見た大姥山
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